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木村拓哉の前では「信長を呼び捨てにしないで」映画宣伝で異例の“禁止令”!取材陣の戸惑い

「個人的にも思い入れの強い作品になりました」

 1月12日、木村拓哉が主演映画『レジェンド&バタフライ』ジャパンプレミアに出席し、作品への思いを語った。

「配給を務める東映の70周年記念作品とあり、製作費は実に20億円を超えるとか。共演者も綾瀬はるかさんや伊藤英明さん、中谷美紀さんと、主演級が並ぶ超大作です」(スポーツ紙記者)

 '21年9月に山形県鶴岡市にある庄内オープンセットでクランクイン。国宝や重要文化財に指定されている場所でも撮影を行うなど、細部にまでこだわっている。

「庄内オープンセットでは6日間撮影が行われましたが、何百人ものエキストラを使った合戦シーンは、わずか数十秒しか使われていなくてビックリしました。通常の作品なら、作品の目玉になるレベルの迫力ある合戦シーンでしたから」(芸能プロ関係者)

 

映画の宣伝スタッフから“異例の注文”
 東映の威信をかけたビッグプロジェクトだけに、主演を務めた木村もプロモーション活動に積極的だ。

「昨年11月に岐阜市で行われた『信長まつり』への参加も、信長のお膝元である岐阜県の方たちに1人でも多く映画を見てほしいと、木村さんが配給会社に自ら掛け合ったことで実現しました。動画配信サービスGYAO!のレギュラー番組『木村さ~~ん!』では信長ゆかりの地を巡って、かなりご満悦の様子でした」(配給会社関係者)

25年前の'98年にスペシャルドラマ『織田信長天下を取ったバカ』(TBS系)で演じて以来、2度目の信長役とあり、木村も本人をかなりリスペクトしているようで……。

「木村さんにインタビューする機会があったのですが、映画の宣伝スタッフから“信長の名前は呼び捨てにせず、必ずさんづけで呼んでください”という注意がありました。木村さんが尊敬している人物のため、取材する側も同じようにリスペクトしてほしいということなのでしょうが、歴史上の人物の呼び方を指定されることは初めてだったので、取材するライターは少し戸惑っていましたね。木村さん自身は、信長のことを終始“彼”と呼んでいました」(映画雑誌編集者)

 時代劇に詳しいコラムニストのペリー荻野さんに、信長の“さん”づけについて聞いてみると、

「歴史上の人物を演じる際、尊敬の念を込めて“さん”や“公”とつける俳優は珍しくありません。また歴史上の人物にゆかりのある地域の方も“公”をつけて呼ぶ方は多いですし、親しみを込めて“さん”づけされる方もいます」

 とはいえ、スタッフに“呼び捨て禁止令”が出されるのは珍しいケースだろう。

木村拓哉が“プロモーションに力を入れる”理由
 配給会社の東映も、異例のバックアップ体制で今作を盛り上げている。

「東京・銀座にある東映本社ビルには、通常の作品では見たことがない巨大な映画の垂れ幕が掲げられているほか、普段は社内にある50席程度の試写室で行われるマスコミ向け試写会も、東映が運営している500席超の映画館『丸の内TOEI』で13日間に分けて行われました」(映画ライター)

 試写を見たペリーさんは、魅力をこのように語る。

「大規模なアクションシーンは多くありませんが、木村さんも綾瀬さんも体育会系ということもあり、鷹狩りや馬に乗るシーンはすごくさまになっていました。また信長の基本的なエピソードは押さえつつ、木村拓哉バージョンにアップデートされた人間ドラマは、時代劇好きなら見応えがあると思います」

 木村がプロモーション活動に力を入れる理由については、

「木村さんは製作サイドの視点も持っている俳優なので、作品の魅力が伝えられるのであれば時間の許す限りプロモーションに協力したいというタイプ。『信長まつり』のようなイベントにこれまで出なかったのは、俳優の“格”的に“どうせ出演してもらえないだろう”とオファーがなかっただけという気がします」(ペリーさん、以下同)

 信長役を演じられる数少ない俳優だと、木村を絶賛する。

「信長をちょうどいい年齢で演じられる俳優は限られています。このような大作で演じられる木村さんはさすがだなと。芸能界のトップに立つ木村さんと、戦国時代に“魔王”として君臨した信長がどう重なるかが見どころです」

“レジェンド”級な作品だけに、ヒット間違いなし!?